_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

テルレットさんへのお詫び。2007年03月11日 20:42:00

テルレットさんのブログは、とても論理的に解説されている完成度の高いブログのひとつだと思います。http://blogs.yahoo.co.jp/tterurett
ひと月ほど前ですが、わたしのコメントが「重箱の隅」的で、しかも一時的に連続したので、「うざい」と、ご気分を害されてしまったようで、申し訳ありませんでした。 (しばらく書き込みを控えていました。)

ですが、わたしは完成度が高いからこそコメントする価値があると考えます。 テルレットさんのブログのように完成度が高いと、わずかの誤りの部分も含めて「正しい信じてしまうと危険」と考えるからです。 鉄筋の重なり40Dなどは、数少ないその一例です。

それに比べると、テルレットさんがブログで紹介した、ソーラーサーキットの宣伝本や自称断熱屋さんの本などは、ちょっと論理的に考えれば誤りばかりなのでコメントする価値が少ないと考えます。 理系の人、論理的に考える人はすぐ気づきますが、文系の人、情緒的に捉える人はそんなところは気にしないのかもしれません。

今後は同じ「重箱の隅」でも影響の大きいと考えるもの以外は、あまり書かないように心掛けます。

以上です。

ベタ基礎と布基礎2007年03月11日 20:49:46

多くの方が、
1.布基礎よりもベタ基礎の方が強い。
2.ベタ基礎の方が値段も高い。
と思っているようです。 実はわたしもそうでした。

無謀にも、素人がこの誤解を解いてみたいと思います。
といっても、実際の基礎を設計し、その強度を計算したり、積算するのではありません。 そんなことできませんから、本などを基に素人が定性的に考えてみました。

まずは、テルレットさんのブログとそのコメントをお読みください。
http://blogs.yahoo.co.jp/tterurett/4684298.html

このブログへのコメントで紹介しましたが、「住まいの水先案内人」ここも読んでおいてください。
http://www.ads-network.co.jp/koukoku/02.htm
↑いつもながら、わたしのような素人にも分かりやすい解説だと思います。

紹介したHPでは、同じ断面積(体積=材料費)でより強く造るには、という「断面2次モーメント」の考えで解説されています。 この考え方はコストダウンを考えるには重要ですが、ここでは現場実態で考えました。
↓断面2次モーメントの分かりやすい解説記事
http://kozo.milkcafe.to/rikigaku2/seinou.html

普通の基礎の代表的な形状として、公庫仕様書の参考図を選びました。
・木造住宅工事共通仕様書(解説付き)
・枠組壁工法住宅工事仕様書
などをみてください。 公庫仕様書は安くて良い教科書だと思います
ここに載っているのは参考図としてですが、現場実態にとても近いと思います。

ここの図面での基礎幅は、両方式とも「120以上かつ土台の幅以上」で同じです。
しかし、基礎立上りの高さ(?)は、布基礎では490であるのに対し、ベタ基礎では350です。 この【高さの差】があるので、基礎への荷重に対しては布基礎の方が強いと考えます。 

・布基礎はGL上が400あり、GL下も90(根入れ240、フーチング厚み150)ある。
・ベタ基礎は、GL上が400あるように見えるが、基礎内部はGLから50上げてあるので、これを差し引く。

基礎立ち上がりの高さ(?)の考えに、布基礎のフーチング厚み150や、ベタ基礎のスラブ厚200を加算したとしても、やはり、布基礎の方が高さ(?)があります。 もちろん、ベタ基礎でも高く造ることも可能ですが、ふつうはこのような形状で造られることが多いと思います。


つぎに費用についてですが、
今では、小規模のコンクリートでも現場で練ることはことは少なく、ほとんどがレミコン工場からコンクリートミキサー車で運搬すると思います。 同様にポンプ車も必要になります。

松井 郁夫 他著「木造住宅〈私家版〉仕様書—(架構編)」エクスナレッジ発行、に布基礎とベタ基礎で積算した例が載っていました。
今、本が手元にないので記憶で書きますが、
基礎工事費用では、このポンプ車費用が意外と高いので、コンクリートの量が多少違っても打つ回数が少なければ高くならない結果でした。
この考えを延長してゆくと、昔、タイタンベー○工法とかいう逆スラブ基礎があったが、これなどはコンクリートを一回で打つことができるから安く済む基礎工法だと思った。 この工法の基礎強度については良く分かりませんが。

コメントですと、改行が効かないので読みにくくなることと、長くなるのでTBにしました。

風呂の土台用基礎立上り(?)2007年03月11日 21:09:28

なんて書けば良いのだろう。
名称がわからないので、風呂の土台用基礎立上り(?)とした。
わが家はYAMAHAのユニットバスなので、荷重を8本のボルトで支える。 そのボルトを支えるのがこの基礎。

以前の写真で、型枠とその中の配筋を紹介した。
出来上がりの写真がコレ。
なんか、小さな墓石が八基たっているみたい。 でき上がれば見えないから、まあいいか。

写真の手前(穴の上)が風呂への入口。 タオルボーイあるので入口との干渉をさけて400ほどシフトさせる予定。 右側が浴槽の位置。

写真に写っている手前の穴は、ユニットバス床下(?)への入口。 給水配管、排水配管、温水配管、エコキュートの循環配管などを通す時に使うと思う。 風呂リモコンの配線はどうするのだろう。

右下の穴はわたし好みの予備スリーブ。
奥の基礎立上りが凹んでいるのは通気孔。 当初、基礎外周以外は、基礎パッキン工法にする予定であったが、一部を凹ます方法に変更した。


基礎と土台間の通気空間2007年03月11日 21:23:51

わが家は基礎断熱なので外周基礎は土台と密着させる気密パッキンを使う。
内側の基礎は、当初、基礎パッキン工法にする予定であったが、コンクリート打設時にスタイロを固定して空間を空けることに変更した。 約20mmの空間がある。
床下に設ける蛍光灯やコンセント用の電線(VVF)も、この空間を通す予定だ。


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