_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

建築基準法の進化(または改定)2007年03月01日 22:23:45

建築基準法は、大きな災害があったり、社会的な問題があると改定され厳しくなるようだ。

有名なのは新耐震。
昭和56年10月以降に建てられた建物とそれ以前では、想定されている地震に対する強度基準が異なる。
http://www.aij.or.jp/jpn/seismj/lecture/lec9.htm
http://www.aij.or.jp/jpn/seismj/rc/index-rc.htm
http://www.esi-j.co.jp/J-judge.html

昨年、大問題になったアネハ事件では、建築確認申請か着工が新耐震以降(当然ですね)であるにも関わらず、地震に対する強度不足の設計をゴマましているのが問題になった。

しかし、それ以前に申請され完成した建物では、建築申請時点か着工時点の建築基準法に合法ではあるが、現在想定されている地震に対して強度不足となってしまう建物は多いと聞く。
「地震に弱いのはアネハも古い建物もどちらも同じ」ではあるが、こちらは問題にされていない。

【これで良いのか】
法律施行以前に合法であったものへの規制は、むつかしい問題だ。

2005年(平成7年)1月17日に起きた阪神大震災では、建物の柱が仕口から抜けてしまい、倒れてしまったそうだ。 亡くなった6500人のうち、建物の圧死が多かったそうだ。
わたしも1月から2月にかけて神戸へ行ってこの目で見たが、その惨状はモノスゴイものだった。

それ以降、この反省に立って、柱が抜けないようホールダウン金物というものが規定された。
2X4工法(枠組み壁工法)では柱が無いので、法律的な設置義務は無いそうだ。
しかし、現実は2X4を釘で留めて柱のようにして使っているのだから、素人考えではHD金物があった方が丈夫なように思う。

最近では、建築基準法は、
・2003年7月、換気装置の設置義務(シックハウス対策)
・2006年6月、火災警報器の設置義務
などが規程されている。

細かいところは、ちょくちょく変わっているようだ。


型枠の組立2007年03月01日 22:27:08

型枠(兼断熱材)の組立風景。

先に述べたように、断熱材の左右の接続部分は「蟻」構造になっているので、
上から差し込むようにしてつなぎ合わせていく。

このあたりの細かい構造や留め具などは、メーカーで工夫しているので、異なっていると思われる


型枠のT字部分2007年03月03日 23:20:35


型枠の「T字」形の部分。

黒い帯のようなものが、特殊な補強金具。
白い形枠を上手く抑えるように工夫している。

しかし、
コンクリートは水よりも重いので、打設後には大きな圧力がかかる。 これに耐えられなければ、形枠は崩壊する。 大変だ!
説明書によると、高さ3000までいけるそうだ。 

しかし、
施工者によると、これだけ多くの金物(バーサータイと呼ぶらしい)で引っ張っているのに、コンクリ打設により、形枠がはらんでくるという。

定点観測 形枠2007年03月03日 23:27:08

お約束の、いつもの場所からの写真。 北東方向を向いている。

中央はユーティリティ。
右は、台所。
左は洗面になるところ。

中央奥、横方向に見える配筋は、勝手口の土間になるところ。

型枠の全景、間取り2007年03月03日 23:32:47


これも定点観測。
東から西方向を見ている。

部屋の配置は、こんな感じ。
   (西)
部屋、納戸、玄関
居間、階段、風呂
  、食卓、洗面
台所   、ユーティリティ
   (東)


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