実践:給湯の省エネ(1) ― 2008年07月13日 12:25:40

一般に、家庭で使うエネルギーの(1/3)は給湯用だそうだ。
↓エネ庁によると、給湯用は28%だそうだ。
http://www.enecho.meti.go.jp/topics/hakusho/2007energyhtml/html/2-1-2-2.html
↓この調査では、もっと多いようにも見受けられる。
http://www.hvac.gr.jp/columsit/sitk15.html
>関東以西では住宅の全エネルギーの約4割を占めていることが分かる。
正確なところは分らないので、↓今後の研究に期待するとして、
http://www.nedo.go.jp/informations/koubo/180106_2/180106_2.html
給湯にかなり多くのエネルギーを使っていることは間違いなさそうだ。
わが家ではこの給湯に、迷わずエコキュートを採用したが、
この使い方については現在でも実験中(試行錯誤中)だ。
まず、沸す湯量の設定だが、これは4段階ある。
おまかせ。
たっぷり。
深夜のみ。
節約。
(これは松下製の場合であり、メーカーで異なる)
説明書をいくら読んでも、制御方法が良く分らない。
最初は、これが安そうなので「深夜のみ」で使ってみた。
電気料金の安い深夜時間帯(23:00〜翌朝07:00)に、
お湯をいっぱい沸すモードだ。
実践:給湯の省エネ(2) ― 2008年07月13日 12:27:43

一番安いと思われる深夜のみに設定したが、
一日に使う湯量は400L前後なので、いつも目盛りが余っていた。
ここに、もう少し工夫の余地があるような気がしていた。
そこで沸き上げ休止を設定して、一日置きに沸すことにした。
わが家では、少なくとも一週間に6日はお風呂をたてていて、
そのつど新しく湯はりしている。
この、「深夜のみ」+「隔日湯沸かし」の設定でも、
今まで湯切れで困ったことはない。
毎日沸すよりも少しだけ省エネになっていると思うでの、
使う湯量の多くない家庭にはお勧めします。
それにしても、前ページの
「節約」というモードが気になってしかたない。
・
一日に使う湯量は400L前後なので、いつも目盛りが余っていた。
ここに、もう少し工夫の余地があるような気がしていた。
そこで沸き上げ休止を設定して、一日置きに沸すことにした。
わが家では、少なくとも一週間に6日はお風呂をたてていて、
そのつど新しく湯はりしている。
この、「深夜のみ」+「隔日湯沸かし」の設定でも、
今まで湯切れで困ったことはない。
毎日沸すよりも少しだけ省エネになっていると思うでの、
使う湯量の多くない家庭にはお勧めします。
それにしても、前ページの
「節約」というモードが気になってしかたない。
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実践:給湯の省エネ(3) ― 2008年07月19日 17:20:58
♪この〜木なんの木、気になる気になる♪
やっぱり気になる。 どうしても気になる。
どうも「節約」という言葉に弱いDNAを持って生まれたようだ。
そこで、やってみました「節約」モード設定。
結果は ???
NG?
初日は、まあよかった(というか変わりなかった)のだが、
二日目にはお湯を沸していなかった。
そして浴槽への湯はりをすると、しばらくして
「沸き上げ中」の表示。
えっ!!
昼間沸したら高いじゃん。意味無いじゃん。
もちろん、すぐに手動で沸き上げを中止させた。
マイコンが正しく学習していないのだろうか。
一週間くらい我慢しないと正しく動かないのだろうか。
いくら説明書を読んでもわからなかった。
でも、まだ「せつやく」に未練がある。
そこで、エコキュートの電源を切って、再び「節約」を実行。
これでリセットできるだろうという希望的観測。
それ以降、湯はりの度にヒヤヒヤ。
またイキナリ「沸き上げ中」にならないだろうか。
精神衛生上、大変、よ・ろ・し・く・な・い。
悩んでいると、女神が現れた。
松下が工務店の説明用に配っている資料を手に入れたのです。
その中に、エコキュートの4つの設定についての説明がありました。
エコキュートの省エネに興味ある人は読んでみてください。
・
やっぱり気になる。 どうしても気になる。
どうも「節約」という言葉に弱いDNAを持って生まれたようだ。
そこで、やってみました「節約」モード設定。
結果は ???
NG?
初日は、まあよかった(というか変わりなかった)のだが、
二日目にはお湯を沸していなかった。
そして浴槽への湯はりをすると、しばらくして
「沸き上げ中」の表示。
えっ!!
昼間沸したら高いじゃん。意味無いじゃん。
もちろん、すぐに手動で沸き上げを中止させた。
マイコンが正しく学習していないのだろうか。
一週間くらい我慢しないと正しく動かないのだろうか。
いくら説明書を読んでもわからなかった。
でも、まだ「せつやく」に未練がある。
そこで、エコキュートの電源を切って、再び「節約」を実行。
これでリセットできるだろうという希望的観測。
それ以降、湯はりの度にヒヤヒヤ。
またイキナリ「沸き上げ中」にならないだろうか。
精神衛生上、大変、よ・ろ・し・く・な・い。
悩んでいると、女神が現れた。
松下が工務店の説明用に配っている資料を手に入れたのです。
その中に、エコキュートの4つの設定についての説明がありました。
エコキュートの省エネに興味ある人は読んでみてください。
・
実践:給湯の省エネ(4) ― 2008年07月20日 06:33:18

せっかくなので、松下の新製品の情報も載せておく。
これは2008年7月発売予定のエコキュート。
拙宅のは2007年製造の旧製品で、APF=3.1。
新型はAPF=3.3と一割ほど効率が良くなっている。
APFというのは、年間給湯効率のこと。
使った電気の何倍の熱を出せるかという数字。
ユーザーにとっては、この数字が大きいほど良い。
家庭用のルームエアコンでも、
小型のものはCOPに変わってAPFで表示するようになった。
現時点の最高性能はコロナの新製品で、APF=3.5
http://www.corona.co.jp/news/news_080609.pdf
省エネの観点からエコキュートを選ぶ時は、
是非、参考にしてほしい数字だ。
・
これは2008年7月発売予定のエコキュート。
拙宅のは2007年製造の旧製品で、APF=3.1。
新型はAPF=3.3と一割ほど効率が良くなっている。
APFというのは、年間給湯効率のこと。
使った電気の何倍の熱を出せるかという数字。
ユーザーにとっては、この数字が大きいほど良い。
家庭用のルームエアコンでも、
小型のものはCOPに変わってAPFで表示するようになった。
現時点の最高性能はコロナの新製品で、APF=3.5
http://www.corona.co.jp/news/news_080609.pdf
省エネの観点からエコキュートを選ぶ時は、
是非、参考にしてほしい数字だ。
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実践:給湯の省エネ(5) ― 2008年07月20日 11:28:16
COPとAPF
一言で言えば、COPというのは、定格運転時の効率のこと。
車で言えば、60km/h定速走行燃費だ。
APFというのは、年間平均した効率のこと。
車で言えば、10-15モード燃費のようなものだ。
こちらの方がより実態に近い効率といえる。
エコキュートが世に出た時から、ヒートポンプ単体の性能としては、次の5条件で試験を行っていたが、
今までのCOP表示はこの代表として「中間期の性能」を表示していた。
● 試験条件
外気温度(湿球温度) 給水温度
夏期(標準沸上げ) 25 ℃(21 ℃) 24 ℃
中間期(標準沸上げ) 16 ℃(12 ℃) 17 ℃
冬期(標準沸上げ) 7 ℃(6 ℃) 9 ℃
冬期(高温沸上げ) 7 ℃(6 ℃) 9 ℃
着霜期(高温沸上げ) 2 ℃(1 ℃) 5 ℃
しかし、カタログの後ろの一覧表をよく見ると、そこには定格COP以外の
冬期消費電力、加熱能力
冬期高温消費電力、加熱能力
なども表示されていたので、
例えば冬期のCOPも電卓で簡単に算出できました。
これらの給湯モードとしては、IBECのLモードを標準給湯モードとして設定。
このLモードというのは、わりとお湯をたくさん使うモードです。
(9℃→42℃換算では、1日425Lの給湯量に相当)
4人家族で普通に使うには充分な量です。
そして、お湯の使用量については偏差が大きいことを考慮し、
試験においては、モードでの給湯終了後、さらに42℃換算100Lの給湯ができることを要件としています。
つまり、さらに100Lの余裕を持っているということ。
私のヘタな説明よりもこの方が分りやすいかも。
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/performance_01.html
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/performance_02.html
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一言で言えば、COPというのは、定格運転時の効率のこと。
車で言えば、60km/h定速走行燃費だ。
APFというのは、年間平均した効率のこと。
車で言えば、10-15モード燃費のようなものだ。
こちらの方がより実態に近い効率といえる。
エコキュートが世に出た時から、ヒートポンプ単体の性能としては、次の5条件で試験を行っていたが、
今までのCOP表示はこの代表として「中間期の性能」を表示していた。
● 試験条件
外気温度(湿球温度) 給水温度
夏期(標準沸上げ) 25 ℃(21 ℃) 24 ℃
中間期(標準沸上げ) 16 ℃(12 ℃) 17 ℃
冬期(標準沸上げ) 7 ℃(6 ℃) 9 ℃
冬期(高温沸上げ) 7 ℃(6 ℃) 9 ℃
着霜期(高温沸上げ) 2 ℃(1 ℃) 5 ℃
しかし、カタログの後ろの一覧表をよく見ると、そこには定格COP以外の
冬期消費電力、加熱能力
冬期高温消費電力、加熱能力
なども表示されていたので、
例えば冬期のCOPも電卓で簡単に算出できました。
これらの給湯モードとしては、IBECのLモードを標準給湯モードとして設定。
このLモードというのは、わりとお湯をたくさん使うモードです。
(9℃→42℃換算では、1日425Lの給湯量に相当)
4人家族で普通に使うには充分な量です。
そして、お湯の使用量については偏差が大きいことを考慮し、
試験においては、モードでの給湯終了後、さらに42℃換算100Lの給湯ができることを要件としています。
つまり、さらに100Lの余裕を持っているということ。
私のヘタな説明よりもこの方が分りやすいかも。
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/performance_01.html
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/performance_02.html
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