電線の太さ(2) ― 2007年06月30日 07:54:01

家が完成してしまうと、見えなくなる物が多い。
写真の電線もそのひとつ。
石膏ボードが貼られると、見えなくなる。
写真は、めずらしく3種類の電線が揃ったところ。
一番太いのが2.6mm、細いのが1.6mm、中間は2.0mmだ。
この2.6mmは、なんだっけ??(何故太くしたのか)
電線の種類や太さは、許容電流と電圧降下などで決まる。
家の配線では、VVFという種類の電線が多く用いられる。ビニル絶縁、ビニル被覆の、平らな電線という意味の略称だ。
銅の単芯の周囲をビニルで絶縁して、それを2本とか3本一緒にして、さらにビニルで被覆する。この被覆は絶縁部分が傷ついたりしないようにする(保護)が目的だ。
3本の時は、(俵詰みではなく)平行に並べてフラットケーブルにする。これは、柱などに留める時に固定しやすくするのだと思う。
照明回路など流れる電流が少ないところでは、直径1.6mmの銅電線が普通だ。
コンセントなどは何を使うか分からないので困るが、直径1.6mmや2.0mmを使うことが多い。
最近流行のIHなどたくさん電流が流れるところは直径2.6mmか細いより線で断面積5.5mm2を使うことが多い。
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