_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

実践:給湯の省エネ(4)2008年07月20日 06:33:18

 せっかくなので、松下の新製品の情報も載せておく。
これは2008年7月発売予定のエコキュート。

拙宅のは2007年製造の旧製品で、APF=3.1。
新型はAPF=3.3と一割ほど効率が良くなっている。

APFというのは、年間給湯効率のこと。
使った電気の何倍の熱を出せるかという数字。
ユーザーにとっては、この数字が大きいほど良い。

家庭用のルームエアコンでも、
小型のものはCOPに変わってAPFで表示するようになった。

現時点の最高性能はコロナの新製品で、APF=3.5
http://www.corona.co.jp/news/news_080609.pdf

省エネの観点からエコキュートを選ぶ時は、
是非、参考にしてほしい数字だ。
 

実践:給湯の省エネ(5)2008年07月20日 11:28:16

COPとAPF

一言で言えば、COPというのは、定格運転時の効率のこと。
車で言えば、60km/h定速走行燃費だ。

APFというのは、年間平均した効率のこと。
車で言えば、10-15モード燃費のようなものだ。
こちらの方がより実態に近い効率といえる。

エコキュートが世に出た時から、ヒートポンプ単体の性能としては、次の5条件で試験を行っていたが、
今までのCOP表示はこの代表として「中間期の性能」を表示していた。
● 試験条件
          外気温度(湿球温度) 給水温度
夏期(標準沸上げ)   25 ℃(21 ℃)   24 ℃
中間期(標準沸上げ)  16 ℃(12 ℃)   17 ℃
冬期(標準沸上げ)    7 ℃(6 ℃)    9 ℃
冬期(高温沸上げ)    7 ℃(6 ℃)   9 ℃
着霜期(高温沸上げ)   2 ℃(1 ℃)   5 ℃

しかし、カタログの後ろの一覧表をよく見ると、そこには定格COP以外の
冬期消費電力、加熱能力
冬期高温消費電力、加熱能力
なども表示されていたので、
例えば冬期のCOPも電卓で簡単に算出できました。


これらの給湯モードとしては、IBECのLモードを標準給湯モードとして設定。
このLモードというのは、わりとお湯をたくさん使うモードです。
(9℃→42℃換算では、1日425Lの給湯量に相当)

4人家族で普通に使うには充分な量です。
そして、お湯の使用量については偏差が大きいことを考慮し、
試験においては、モードでの給湯終了後、さらに42℃換算100Lの給湯ができることを要件としています。
つまり、さらに100Lの余裕を持っているということ。

私のヘタな説明よりもこの方が分りやすいかも。
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/performance_01.html
http://www.jraia.or.jp/product/heatpump/performance_02.html
 

実践:除湿冷房の省エネ(1)2008年07月20日 17:02:40

梅雨の過ごし方

昨秋から高高24に住み始め、初体験の夏を迎えます。
梅雨はどのように過ごそうかと実験(試行錯誤)中に、
もう梅雨明けになってしまいました。

鵜野さんのBBSでHiroさんがエアコンの再熱除湿COP=1.5という論文を紹介されていました。
http://www.jie.or.jp/life/seminar/seminar1/Kitahara.PDF
個人的には、ちょっと悪過ぎるように思います。
エアコンの機種と測定条件によってはこの様に悪くなるのでしょうが、残念ながら測定条件が明示されていません。
エアコンの除湿COPが制定されるとややこしさが無くなるのですが、JRA(日本冷凍空調工業会)でやってくれないものでしょうか。

多少なりとも機種や条件が明示されていて、参考になりそうなものをいくつか紹介しておきます。
http://www.tepco-switch.com/life/labo/research/aircon/q_e-j.html
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~hosoi/15.pdf
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/~hosoi/22.pdf
http://www.tj.kyushu-u.ac.jp/info/online/archive/full-text/full-27-3-2.pdf
 

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