Q1.0住宅(1)その定義 ― 2008年02月23日 20:25:22
2月に行われた新住協の全国一斉見学会で、
Q1.0住宅(以下Q1住宅と略す)を見てきた。
勉強になることがあったので、すこしずつ紹介したい。
はじめに、大きな誤解があるので言っておくが、
Q1住宅とはQ値が1(W/m2K)の住宅のことではない。
Q1住宅を誤解されている人が多いようなので、簡単に紹介しておきたい。
新住協では、Q1.0プロジェクトを進めている。
新住協とは、NPO法人「新木造住宅技術研究協議会」のことだ。
http://www.shinjukyo.gr.jp/
Q1住宅とは、一言で言うと、
北海道や北東北においては、暖房エネルギーを次世代省エネ基準の半分に、
それ以南では(1/4)に削減する住宅のことだ。
暖房によるCO2発生も同様に削減されることになる。
これを実現するには、地域によって当然その設計が変わってくるが、
北海道ではQ値がだいたい1になるのでこう呼ばれる。
http://www.shinjukyo.gr.jp/q1.html
Q1住宅のコンセプトとして、次の8項目が図示されている。
1.ソーラーコレクターウィンドウ
2.高ガラス開口率のパッシブソーラー用サッシ
3.非凍結屋根上温水器
4.低消費電力の熱回収換気システム
5.厚い断熱
6.高熱容量内装工法の開発
7.基礎断熱による床下の有効利用
8.合併処理浄化槽による住宅排水熱回収システム
(研究中のものも含む)
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