_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

家庭用の電気料金制度2011年09月10日 10:44:08

よく見るサイトに「住まいの水先案内人」があります。
家を建てる前にはここでたくさん勉強させていただきました。感謝しています。

最近の記事で、少し勘違いされていることがあるようです。
>戦後直後は、停電が多発しました。その後、戦後復興でとにかく電気が必要でした。電気は国策に大きく左右されます。民間企業の体をしていながら、国の産業政策=電気需要に大きく左右されたのでしょう。
>そして、昔は、とにかく停電を避けなければならない。家庭では電気は控えめに使ってもらい、産業界に出来る限り振り向けた方がよい。そういう戦後復興の名残のままの料金体系が来ているのかもしれません。
>なにしろ、この3段構えの料金体系は昔、昔からそうでしたから。

http://adsd.sblo.jp/article/47806076.html

この引用した最後の部分で、家庭用の電気料金についてですが、勘違いされているようです。
>なにしろ、この3段構えの料金体系は昔、昔からそうでしたから。

第一次石油ショック前の家庭用電気料金は、10年以上の長い間10円/kWhのように一律の料金でした。
しかし、石油ショック前の原油価格は(アラビアンナイトCIF価格が基準とされていた)1バーレル(=159リットル)あたり$2〜3だったのが、$10〜12になったために、電力会社から値上げ申請が出されました。
この時に、電気料金の許認可権を持つ通産省の指導により、今のような三段階方式が導入されました。

月使用量120kWH まではナショナルミニマムの考えで安い料金、
これ以上 200kWH まではコストに見合った平均料金、
200kWh以上の使用量については省エネのための割高料金、
とする考え方です。

この通産省の指導で電力各社の家庭用の料金制度が変わりました。
安い料金の範囲も、電力会社は100kWhで申請したのですが、政治判断で120kWhになりました。

その後の改訂では、高い方も(電気製品がたくさん普及したからという、省エネとは相反するおかしな)政治判断により200kWhから300kWhに変更になりました。
この思想が現在の電気料金制度でも引きづられています。

しかし、オール電化普及のためには、使えば使うほど高くなる逓増料金は大きな障碍になります。
そこで電力会社の(優秀な人材?)があみ出したのが、季節別時間帯別という料金制度です。

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