_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

光の反射と平滑度合い2011年01月02日 23:44:27

take1さん、コメントありがとうございます。

_ take1 ― 2010年12月25日 11:51:51

>>熱の反射で考えた時、銀色よりも白色の方が良いように思っています。 
>太陽光線と放熱器の輻射熱とで、熱反射は同じでしょうか。根拠はないですが、違うような気がします。ストーブなんか、放熱部分のバックは、銀色にしていますよね。白色の方が熱反射がいいなら、白にしているんじゃないでしょうか。 

ちょっと誤解を招く書き方で申し訳ありませんでした。舌足らずでした。
その後も考えたのですが、これは表面状態の差だと思います。銀を使っていても、鏡は平滑なガラスに銀のコーティングを施しているので、よく反射すると思います。
例にあげた我が家の「銀色のドア」は、トステムのアパート用断熱玄関ドアであり、「白いガルバの外壁」はアイジー工業製のガルスパン25です
この銀のドアは鏡のように平滑ではありませんし、艶消状態なので自分の姿が映って見えることもありません。表面の凸凹を光の波長から見れば、人間の前に大きな岩が立ちふさがっているようなものだと思います。
入射した光は、表面付近で大きく乱反射されるので、反射率が低くなってしまうものと思われます。この点、ガルスパンはペイント塗装仕上げですので、白ではあっても表面が滑らかなので、銀よりもよく反射するのではないでしょうか。

>>白は全スペクトルを反射し、銀は可視光線付近のスペクトルを反射するということなのだろう。 
>とのことですが、アルミドアと白ガルバでは、下地の蓄熱具合も違うだろうし、やっぱり鏡に近いアルミの方が良く反射するか、大差がないか、のいずれかの気がします。 
 
あれっ。確かにこれを書いた記憶はあるのですが。。。???
take1さんが、ずいぶん昔のところから引用されたのにはビックリしました。
自分で検索してみると、2008年08月10日 12:35:50の投稿でした。
アルミホイルも製造されて巻き取るところまでは平滑が維持されていると思いますが、その後の取り扱いがむつかしいですね。
ちょっと油断すると皺が入ってしまうわ、歪んでしまうわで、反射率が低くなってしまいます。そんなこともあり、また自分でも納得できないところもあって、原文を書いた時には最後に一行書き加えたのだと思います。
>白は全スペクトルを反射し、銀は可視光線付近のスペクトルを反射するということなのだろう。 
>鏡だったらどうなのだろう。。。 

結露の季節2011年01月16日 00:36:32

昨年の12月は雪が少なく、スキー場が困っているニュースを流していた。
しかし、12月も下旬になってからは寒気団がやってきて急に冷え込みました。
正月にはすごい大雪で、山陰や東北では車が建ち往生して困った地域もありました。

我が家では、12月下旬から乾燥し始めました。
それまでは20℃〜22℃で50%程度をなんとかキープしていたのだが、相対湿度が40%を切りそうになった。
いよいよ加湿器の出番である。これを稼働させると10%ほど湿度が上がる。
給水は一日に二回必要で、あわせて10Lほどになる。
気化式なので消費電力は極く僅かなので、これはとてもお財布に優しい。助かる。

加湿器を使いだしたのと時を同じくして、サッシの下部が結露するようになった。
ガラススペーサーが金属製だから、これは仕方ないのかもしれない。
 

LCCM住宅2011年01月23日 22:57:12

UNOさんのネットフォーラムに次の文を載せました。
http://hpcgi3.nifty.com/net-forum/koukimitsuuno.cgi

紹介されていたPDFはこれです。
http://www.jsbc.or.jp/lccm/files/lccm_01.pdf
=============================
 
しばらくご無沙汰していました。
LCCMという概念を初めて知りました。ご紹介いただき、ありがとうございます。

ご紹介のPDFを読んで、分かる範囲で宇野さんの誤解を解きたいと思います。

>最初の年のCO2の排出量が明示されていません。
>そして、総体数字なのか、㎡当たりなのかもわかりません。

概念図ですから排出量は明示されていません。単位は(t-CO2)ですから、トータルCO2のことでしょう。
基本的な考えは、建設時のCO2を創エネによってすこしづつ返す仕組みです。
縦軸は建築時に排出されるCO2の総量ですから、建材の生産、輸送、組み立てなどで排出されるCO2の合計になるでしょう。
その量は従来の住宅建設よりも少なくする。また、これを簡単に計算する方法(ツール)はこれから開発する、ということが書いてあります。

>仮に CO2 30kg/㎡で、120㎡の住宅で3600kgだったとします。
>それが33年後の改修で半減化して1800kgとなり、さらに33年後の改修で0kgとなり、100年後にはカーボンがマイナスになるということなのでしょうか。
>それとも15年ごとに改修を続けて、40年後にはカーボンマイナスが達成出来るということなのでしょうか。

住宅建設時のCO2ですから、まったく桁が違うと思われます。
30年後か50年後か分かりませんが、ここでいう改修というのは多くは修繕のことでしょう。
普通は、屋根や外壁の塗装、風呂や台所の設備入れ替えが考えられます。
これをしないで家を廃棄すれば、CO2はプラスのまま終わってしまいます。
LCCMを実現するために、CO2は排出(累積)させてしまうが、手をかけて寿命を延ばすことです。

さらに一歩進めて改修することも考えられます。
例えば、真空ガラスが安くなれば、サッシをそのままで(外壁をいじらずに)交換して断熱性能を高めるとか、
30年経ったら、効率が低下した太陽光り発電を更新して効率向上を図ることも考えられます。
住宅性能を維持する修繕だけでなく、効率向上の改善も含める意味で「改修」としたのかもしれません。

>そのような達成例が、世界の、いや日本のどこにあるのでしょうか。

これから「研究開発する方向」と書いてあります。
現在ある技術で実現したのは、使用段階のエネルギーを50%削減した自立循環型住宅でしょう。
今から見れば5年前の技術ですが。

本当にLCCMを名乗るなら、廃棄時に発生するCO2も含めるべきだと思いますが、pdfにはそれは記載されていないようです。


Name : kei2@北関東 Time : (2011年1月23日<日>22時45分)
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