QPEX 1.0 ― 2008年04月05日 17:14:13

ご存じ新住協のQPEX。
(カメラが反射して写っています)
これ、なかなかのスグレモノ。
暖房費に関しては、いろいろ補正して使える。
窓の入力なら取り付け方向、断熱性能、日射通過率、枠とガラスの面積比など、
一覧表から簡単に選べるし、表に無ければカスタマイズもできる。
ただ、どうも冷房負荷に関しては考えていないようだ。
鎌田教授は室蘭工業大学だからしかたないか。
是非、本州バージョンを追加して欲しい。
日射遮蔽性能とか、通気層とか、屋根や外壁の色とか入力して
、エアコンの電力使用量も算出できるといい。
60Wと40W(1) ― 2008年04月08日 21:46:12

昨年、電球と電球型蛍光灯の比較をしました。
http://the.asablo.jp/blog/2007/12/25/2529565
冬は電球型の暖かい色が心地よい。
壁を濃い色にするのが流行っているが、拙宅が壁の色を白にしたのも、
電球の種類を変えることで壁の色の変化を楽しみたかったからだ。
電球型蛍光灯をしばらく使ってみて、なんだか明る過ぎる気がした。
そこで、60Wから40Wにしてみた。ともに電球色だ。
40Wの方が気が休まった感じがしたので、しばらくそのまま使った。
春になったので、もう少し明るい方が良いのではないかと思った。
早速実験して見た。
今回の写真は、電球型蛍光灯の60Wと40Wの比較。
アサブロは一回に一枚しか写真を載せられないので、
3回に分けて載せる。
最初は、ホワイトバランスを蛍光灯で補正したもの。
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60Wと40W(2) ― 2008年04月08日 21:49:42

今度は、ホワイトバランスを電球にした写真。
なんか青っぽい。
これは見た目とも異なる色だ。
中央のフックは、シャワーを掛けるところ。
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60Wと40W(3) ― 2008年04月08日 21:50:59

最後は、ホワイトバランスを直前に補正した写真。
この色か最初の(1)をもう少し明るくすると実際に近いと思う。
上に見える「一直線」は、DIYの物干し竿。
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土壌から逃げる熱 ― 2008年04月09日 15:47:27
わたしは、床下温度が15〜17℃なら、地中との熱の出入りはないと考えて良いと思いますが、
納得できない、もっと正確を期したいという方のために。
地質調査の結果で分かるように、土は場所によって性質が大きく違います。
一軒の家でも、土壌熱抵抗はあっちの床下とこっちの床下でも違ってくるでしょう。
熱伝達(窓や壁のK値のような、単位面積当たりの熱の放散)が分かれば、計算は簡単なのですが、
土はそれ自体の比熱大きいし、蓄熱量(熱容量)も大きいので、
熱放散のモデル化が難しいと思います。
それでも計算したい方の参考になると思いますので、
電気工学ハンドブックという分厚い本に載っていた、土壌熱抵抗を載せておきます。
湿地:0.4〜0.6
普通:0.8〜1.0
乾燥地:1.2〜1.5
この単位はKm/Wです。
キロメートルではなく、[ケルビン*メートル/ワット]です。
もっと簡単には、「パッシブ換気システム設計施工マニュアル」38pに、
138m2の2階建ての計算例ががありました。
その床下部分は設計床下室温(30℃)、外気温(-10℃)です。
K値(kcal/m2hK)、面積(m2)、熱損失率(kcal/h)、
床下基礎外壁:0.30,16.52,4.96
床下基礎周囲:0.28,35.49,9.94
床下土間:0.09,35.09,3.16
床下換気負荷:0.30,150.00,45.00
なお、この家に必要な暖房能力を求めた結果は、
室温22℃、外気温-10℃で、5600kcal/h*1.2でした。
これでも面倒という方は、
土のK値=0.09とすれば良いと思います。
もうこれ以上簡単にはなりません。
(無視する。という奥の手を除いては!)
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