_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

「緑風の家」を見学してきました。2009年09月06日 11:40:07

 
「緑風の家」とは、熊谷市の松本材木店が建てた家です。
http://xn--u9j061klnvjpw.com/
 8月23日に行われた「緑の住まいづくり教室」に参加してきました。
http://ameblo.jp/ryokufunoie/entry-10327557616.html

いろいろな工夫がありました。
高断熱高気密と輻射熱を基本にして、日射遮蔽、輻射熱利用、
床下蓄熱利用、温度差利用換気、などは同じ考えでした。

珍しかったのは、井戸水利用の冷房と壁冷却でした。

床下から空気を取り入れ(第二種換気)ファンコイルで冷やし、
床ガラリや壁と床の隙間から冷気を取り込んでいました。

18℃の井戸水を直接利用すると結露が発生します。
これを逃れるため、床下に設置したファンコイルの冷却には、
井戸水を利用し暖まった(25℃以下)の水を壁に通して、
壁に埋めた蓄熱体を冷やしていました。

井戸水は恒温だけど、外気の温度湿度は大きく変化するから、
かなり精密な制御が必要になると思われます。
この日の天候ならファンコイル部分では結露しているはずですが、
床下のFCを見ただけでは、結露水の処理方法が分かりませんでした。

大学と組んでの研究だそうで、家中に温度湿度気流のセンサーと記録計が設置してありました。
まだ完成して一ヶ月だそうですが、どんなデータがとれたのか
発表が楽しみです。
 
写真はフラッシュなしでしたので、手振れしてしまいました。

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