_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

換気の省エネ(3)2008年09月20日 22:12:06

熱交換機のおはなし。
 
拙宅では、省エネの第三種換気装置を使っているので、熱交換はしていない。
http://the.asablo.jp/blog/2008/08/16/3695158
つまり、今回の話は蚊帳の外ってことです。


この写真は、熱交換により換気の熱ロスを減らす装置。
拙宅では使っていないが、熱交換効率90%(?)の高性能を誇る装置。
しかし、見たとおり、かなり大型である。

そもそもこの「熱交換効率」というのが、トテモ曖昧で良く分らない。
測定条件(計算条件)も明示されていない。

普通に考えると、
室内温度 ○℃、湿度○%
外気温度 ○℃、湿度○%
風量   ○m3/h
圧力損失 ○Pa
消費電力 ○W
これくらいは表示してもらわないと、熱交換効率90%とは何のことなのか分らない。

おそらく、メーカーにとって一番都合の良い条件の時に、顕熱のみの回収分が90%なのだろうと、勝手に推測する。

本来ならば、熱交換効率という曖昧なものではなく、エンタルピー回収率を表示すべきだと思う。

そして、
分子は、回収したエンタルピー。
分母は、排気のエンタルピー+それに要した消費電力。
回収に必要なエネルギー(消費電力)を算入するのは当然ですよね。

それが駄目なら、熱交換効率という訳の分らない表現はやめて、
排熱回収率(顕熱分)○%と表示して欲しい。
いづれしても測定条件の明示を望む。

↓エンタルピーの説明。
http://homepage2.nifty.com/eman/thermo/enthalpy.html
 



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