_ココで紹介したいろいろなIDEAは、環境などにより新たな欠陥を生むリスクもあります。 良く検討された上で、自らの責任で採用してください。

コンクリート打設準備完了!2007年02月18日 00:20:22


朝7時30分。
コンクリートの打設準備完了の写真。

ポンプ車をセットしてミキサー車の到着を待つ。
7時半の約束だが、道路が混んでいるのだろうか?

鉄筋の上部に固定してある「単管パイプ」は、コンクリート打設後にブルーシートをかける準備。
実際には、電球を複数入れてヒーターの変わりにして、凍結防止をはかるそうだ。
最近の天気予報では凍ることはなさそうだが、用心するに越したことはない。



コンクリートの基礎知識(1)2007年02月18日 13:13:56

コンクリートと言うと、重い、丈夫、頑丈という言葉を思い浮かべる。
幼少の頃はそのとおりだったし、今でもそうあって欲しいと思っている。
しかし、東京オリンピックの頃作られた東海道新幹線は大丈夫だが、算用もとい山陽新幹線のコンクリートは落下事故が多発し、ボロボロだと言われた。

そこで、建築の友人に土木高額いや工学の本を借りて読んだが、どうも良く判らなかった。
私自身は古い人間なので本や文字情報を信用することが多い。
他の本を探すうち、コンクリートについては、
「小林一輔著、コンクリートが危ない、岩波新書」
が良く判った。
お勧めしておきたい。

まずは、コンクリートのお勉強。
何かを調べようとする時、昔は本を読むしかなかったが、最近Wikiで簡単に調べられる。便利な世の中になったものだ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88

用語については、このあたりで十分だと思う。
http://kentiku1.com/note/sekou07.html


コンクリートの基礎知識(2)2007年02月18日 13:32:53

せっかく打ったコンクリートは長持ちしてもらいたい、と思う。

しかし、コンクリートも劣化する。
劣化については、Wikiに詳しく載っているが、
 ・塩化物イオンが悪いといっても、海砂厳禁とは指定できない。
 ・アルカリ骨材反応も、一施主ではどうしようもない。

わたしたち一般人が精々できるのは、
 ・中性化を遅らせることにより、長寿命を期待する。
くらいのものだと思う。http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E6%80%A7%E5%8C%96

中性化を遅らせる手段として、よく鉄筋の「かぶり厚さ」が重要と言われる。
Wikiにも、
 ・中性化の進行は、時間の平方根に比例する。
と書いてある。
たしかに重要だ。

しかし、「住まいの水先案内人」は次のように書いています。
>(前略)
> 鉄筋コンクリートは、出来た当初は100年は大丈夫といわれていたものですが、現実にマンションなどの寿命は50年程度が実質的な寿命といわれています。
> その中でも鉄筋の耐久性に大きな影響を与える「かぶり厚」が、大きな問題ですが、それと同時に、コンクリートの中性化のスピードを遅らせる水セメント比が実はもっとも重要な要素です。品確法では、コンクリートの中性化スピードを遅らせる対策が示されています。強いコンクリートを打てばいい。と考えているのは大きな間違いですょ。
http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-6/se-6-00.htm

そして、具体的に「かぶり厚」と「W/C」についての、グラフと表を載せています。
http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-6/se-6-10.htm
↑このグラフと表の根拠が判らなかったのですが、ほかにも同様のグラフを引用しているHPもありましたので、わたしはこれを信用し、W/Cがとても重要と考えました。

↓この研究を読んでも、W/Cを決めないでかぶり厚だけを決めても意味無いように考えました。
http://www.google.co.jp/url?sa=t&ct=res&cd=5&url=http%3A%2F%2Fwww.pwri.go.jp%2Fjpn%2Fnews%2F20020228%2Fkouen-1.pdf&ei=thjYReOFHYWMsALfgpmsBg&usg=__w2_i1pyMbqS1B0wysXZTBFiVr5g=&sig2=V5ETSGT1SREJszoTCFqqXg

今のコンクリートは、AE材や減水材などを添加することによってW/Cを少なくして、強くて劣化しにくいコンクリートを作っているそうです。
現場実態が、本当にそのとおりばかりなら、安心なのですが。

また、国の研究によれば、AE材は凍害対策にも有効のようです。
http://thesis.ceri.go.jp/center/doc/geppou/ceri/0000901010.pdf




コンクリートの基礎知識(3)2007年02月18日 18:28:57


この機械はバイブレーターと呼ぶらしい。

このゴムの棒状の先端には、「金属の棒」が付いている。
これをコンクリートの中に入れ、振動を与えることにより、ジャンカを少なくしたり、AE材によって生じる気泡を無くしたりするのに効果があるそうだ。

実際に見ていると、すぐに気泡が浮き出てくるのが確認できた。
気泡を含むと同じW/Cでもコンクリートが柔らかくなるので、施工性が向上するそうだ。
W/Cが同じなので、強度は維持でき、寿命(劣化低減)も維持できることになる。


コンクリートの基礎知識(4)2007年02月18日 18:34:17


写真は「こて」

コンクリートの表面を平らにする道具。
これも大きさだけでなく、裏面がゴツゴツしているものもあり、用途によって使い分けているそうだ。


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